『お金がなくて食べていくのもやっと』
『お金がなくて全くプライベートな時間が取れない』
このように切羽詰まった状態って本当に辛いですよね。
お金がないという今の状況を脱しようと、いろいろ調べているうちはまだいいですが、状況が深刻になってくると冷静な判断すらもできなくなってきます。
普通であれば手を出さないような闇金や違法業者と関わりを持ってしまう前に、お金がない場合の正しい対処法を知っておきましょう。
目次
お金がないのはどうして?
そもそも『お金がない』という状態になってしまっている人は、その状況に陥ってしまった事情がそれぞれあるはずです。
生活していくことすらままならないほど、『お金がない』という人で多いのは以下のような状況です。
- そもそも働くのが嫌だ
- 収支バランスがおかしい
- リストラや病気などで失業してしまった
- 障害などを持っていて働けない
- 親の介護などをしていて働けない
このなかでも、特に多いのは上の2つです。
現状を冷静に見てみて、自分がどのような理由でお金がないのか?を考えてみてください。
そもそも働くのが嫌だという人
今現在無職で、特別な事情がないのにもかかわらずこれからも働く気がないという人は、お金がなくても当然ですよね。
この場合、働くことが出来ない特別な事情はないわけですので、国からの給付や生活保護などをもらうことはできません。
そのため、現状を抜け出すためには、とにかくお金を稼ぐために働くという選択肢しかありません。
確かに働くのは面倒ですし嫌なことを多いですが、労働をして納税をしていくというのは国民としての義務でもありますので、仕方のないことです。
収支バランスがおかしいという人
おそらく、このタイプの人が大半だと思います。
仕事はしているけど、今の収入だと生活レベルが保てず、支出の方が多い、もしくは収入と支出が同じだという人です。
このような場合には、『収入を増やす』か、『支出を減らす』かのどちらかしかありません。
生活レベルを落とさないためにも、本来であれば収入を増やす方がおすすめではありますが、そう簡単に誰もが増やせるわけではないと思います。そのため、まずは今すぐにでもできる『支出を減らす』という方法をとるのがおすすめです。
節約が手元にお金を残すためのカギ!削れる出費を探そう
節約というとチープな印象がありますが、いらない出費や無駄な出費を見直し、削っていくというのは手元にお金を残すために最も効果的な方法です。
これは経営でも同じです。
2019年に逮捕されてしまいましたが、日産のカルロス・ゴーン氏は経営破綻寸前の状態にあった日産をV字回復させた敏腕経営者です。
このときに彼が何をしたのか?というと、『徹底的なコストカット』です。そのことから、一時期カルロス・ゴーン氏はコストカッターの異名でも有名になりました。
会社も収入を増やすより、支出を減らすという方が簡単で、なおかつ現状を変えるためには最も即効性がある方法なのです。
ステップ1.明らかにいらないものを洗い出す
現在の生活で出ていっている出費のなかでも、明らかにいらないものをまずは削りましょう。
順番や優先順位などは考えなくていいので、まずは思い付いたものから出費を紙に書き出していってください。
紙に書き出せたら、『使っていないもの』や『無くても困らないもの』にマーカーなどで赤線を引いていき、チェックしていきます。
最終的にチェックがついたものを徹底的に削っていきましょう。
ステップ2.必要なものでも料金を抑えられないか?考える
健康で文化的な最低限度の生活をおくるために、絶対に必要なものであっても料金を抑えることはできるかも知れません。
例えば、携帯料金や食費、ガス・水道光熱費などは生きていく上で最低限必要なものですが、プランの見直しや工夫をすることで料金を節約することはできます。
このなかでも特に大きいのが携帯料金です。日本は海外と比べると携帯料金が高いと言われることが多いですが、ここを見直すことで月々数千円、年間で数万円浮くということはよくある話です。
日本では大半の人が大手キャリアを使っていますが、格安スマホへ乗り換えることで携帯料金を半分以下に抑えることも可能です。
また、オプション料金などについても徹底的に見直していくといいです。1人では難しい場合には、キャリアのショップに足を運び、相談しながらオプションを消していきましょう。
ガス・水道光熱費も同様にプランや契約先の見直しをすることで大幅に節約することが可能です。
ステップ3.支払いにクレジットカードを使う
クレジットカードを使うことと節約は、一見無関係に思えますが、ポイント還元を利用することで節約に貢献してくれます。
日用品をネットで買うことに抵抗のない人であれば、ポイント還元率が特に高いのは楽天カードです。
楽天カードを利用して楽天市場で買い物をすると、それだけで数倍のポイントが還元されるようになります。
クレジットカードを新たに作くるというのは、人によってはハードルが高いかも知れませんので、上で解説したステップ1とステップ2を徹底的に行なった人のみが実践すると良いでしょう。
コストカットの後は稼ぐことを考える
コストカットをしただけでも月々数万円の余裕が出る人も多いでしょう。
しかし、それと合わせて収入を増やすことも考えると、目に見えて余裕が出てきます。
すでに会社員やアルバイトなどをしている人の場合、新たに稼ぐとなると副業を行うしかありません。
アルバイト・パートであれば副業してもOKですが、会社員の場合には就業規則で禁止をしているところもあるので、その点はしっかりと調べておきましょう。
新たに稼ぐ方法にはどんなものがある?
細かいものを挙げるとキリがないので、ある程度まとまったお金を稼げる可能性のある方法を2つを紹介します。
- 不用品販売
- クラウドソーシング
不用品販売は身近なものでいらないものをネットを通して販売していく方法です。一方、クラウドソーシングとはネットで簡単な仕事をこなし、報酬を貰う方法になります。
どちらが良いかは人それぞれですが、まずは簡単な不用品販売から考えるといいでしょう。
もし、不用品販売をすでにしたことがあって、売るものがもうない!という場合には、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:お金ない!売るものもない!そんな時に考えたい解決法
売るものがないと自分では思っていても、実はお金になるものがまだまだたくさんあった。ということは意外にあります。
お金が手元に貯まるまでは融資を受ける
『コストカットをする→収入を増やす』という手順を踏むと、少なくとも月に1~3万円程度は余裕が出てくるはずです。
人によっては、5万円以上の余裕が生まれるという人もいるかもしれません。
ただ、ここで注意したいのが『浮いた金額を片っ端から使っていたら状況は変わらない』ということです。
頑張って節約し、収入を増やしたとしても、浮いた金額を毎月の娯楽などに使っていたら、まさに逆戻りですよね。節約をする前となにも変わりません。
これを機に、今後の生活に余裕を出していくためには貯蓄を考えるようにしましょう。
浮いた金額を少しずつでいいので貯めていき、いきなり大きな出費が来ても大丈夫なように蓄えます。
もし、今すぐ大きなお金が必要になってしまったという人の場合には、大手の消費者金融で一時的にお金を借りるというのも良い方法です。
状況を脱するために、一時的な借り入れをすることで、改善速度がより加速していきます。