国からお金を借りる!個人融資をしてる公的機関&金融制度まとめ

ひとくちにお金を借りるといっても、借りる先はたくさんあります。

一般的には消費者金融や銀行などが真っ先に出てくると思いますが、これらの機関はお金を支援してくれる団体のひとつにすぎません。

確かに消費者金融や銀行は利用しやすいですが、いざという時のために他の資金調達手段も知っておくことは重要です。

そこで、ここではお金を支援してくれる団体や公的な貸付制度(給付制度)を分かりやすくまとめました。

とりあえず、お金を支援してくれる団体や公的な貸付制度を以下に一覧でまとめておきます。お金が必要になる生活のさまざまな場面によって利用できる制度が異なりますので、自分が置かれている状況にもっとも近そうな項目を参照するようにしてください。

失業給付金

失業給付金というのは、別名『失業保険』と呼ばれているものです。

あくまでも保険ですので、厳密にいうと『お金を借りる方法』には該当しません。しかし、失業をきっかけにお金が足りなくて困っているという人の場合、意外とこの失業給付金の存在を知らないという人もいるので、基本的な知識ではありますが押さえておきましょう。

対象者(利用条件):勤務期間中、『適用事業所で31日以上の雇用見込み、かつ週20時間以上の勤務』をしていた人で、失業してしまった人。

求職者支援制度

求職者支援制度とは、求職中の人に対して就職をするための支援金を給付してくれる制度です。

こちらの制度は上で解説した雇用保険を受給できない人向けに設置されている制度で、収入・世帯収入・資産要件で一定の条件を満たしていれば給付金を受け取ることができます。

対象者(利用条件):求職中で雇用保険を受け取れない人。

傷病手当金

傷病手当金とは、病気や怪我が原因で仕事を休んでおり、なおかつ会社から十分な給料を受け取れない場合に本人や家族などを保証するための制度です。

支給される金額は1日単位で計算され、以下の計算式で求めることができます。

1日当たりの金額:【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】(※)÷30日×(2/3)
(支給開始日とは、一番最初に傷病手当金が支給された日のことです。)

対象者(利用条件):病気休業中が理由で、会社から生活するのに十分な給料をもらえていない人。

住居確保給付金

住居確保給付金とは、なんらかの理由によって、家を失ったり、家賃を支払うことができなくなってしまった人に対して家賃相当額が支給される制度です。

あくまでも生活の立て直しを目的としており、支給期間も3ヶ月間と原則決められています。

対象者(利用条件):経済的理由で家を失ったり、家賃の支払いが困難になった人。(ただし、厳格な支給要件あり)

出産費用一時金

出産費用一時金とは、出産費用が健康保険から支給される制度のことをいいます。妊娠4ヶ月以上で出産を控えている妊婦さんに対して、支給されます。支給金額は、1児につき42万円と定められています。

これと似た制度に出産手当金というものがありますが、こちらは出産のために休業する妊婦さんを対象にしています。

対象者(利用条件):妊娠4ヶ月以上で健康保険の加入者か、もしくは扶養に入っている人。

緊急小口資金

緊急小口資金とは、低所得で正常な生活をおくるのが困難になった場合には少額の貸付をしてもらえる制度です。

貸付限度額などは地方自治体によって異なりますが、基本的には10万円以内に設定されていることが多いです。また、利子は無利息で、返済期間は1年程度であることが多いです。

対象者(利用条件):所得が低く、一時的に生計の維持をすることが困難になった人。

生活保護

生活保護とは、生活に困窮している人に対して、健康で文化的な最低限度の生活が遅れるように支援する制度です。

ただし、あくまでも自立を前提とした制度であることは理解しておきましょう。非常に有名な制度で、生活困窮者が利用する制度としてはもっともポピュラーなものです。

対象者(利用条件):最低限度の生活を維持することが不可能であると判断された人。

奨学金

奨学金とは、国や地方公共団体、非営利団体などから学費を援助してもらえる制度です。私立などで学費が高く、払えない場合には奨学金を利用するのが一般的です。

貸付限度額や利息、返済期間などについては実施している団体によって大きく異なります。無数に存在しているので、自分にあった制度を見つけるようにすることが大切です。

対象者(利用条件):学費が支払えない人。(成績優秀などの場合には無利息で借りることも可能)

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度とは、低所得者や高齢者などが安定した生活を遅れるように支援する貸付制度です。

この制度は、目的や用途、対象者などに応じて以下の4つに分類されています。

  • 総合支援資金
  • 福祉資金
  • 教育支援資金
  • 不動産担保型生活資金

このなかでも有名なのが『総合支援資金』で、生活再建を図るまでの間、継続して月20万円までのお金を借りることができます。(原則3ヶ月、最長12ヶ月まで延長可)

対象者(利用条件):低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯。

高等職業訓練促進給付金等事業

高等職業訓練促進給付金とは、母子家庭や父子家庭で生活が苦しい人で、なおかつ特定の職業に就く人に対して、市町村などから一定の給付金が支給される制度です。対象となる資格(職業)は以下の通り。

  1. 看護師(准看護師)
  2. 介護福祉士
  3. 保育士
  4. 理学療法士
  5. 作業療法士
  6. その他、各市町村長が定める資格
対象者(利用条件):高等職業訓練促進給付金等事業を行っている市区町村に居住している母子(父子)家庭の人で、所得水準が低い人。

自立支援教育訓練給付金

自立支援教育訓練給付金とは、母子家庭や父子家庭の家計を支援するために、厚生労働省が主導して行っている制度のひとつです。

母子家庭や父子家庭の場合には、親が働く時間や機会があまりないため、経済的に苦しいことが多いです。そんな家庭に対して、十分な収入が得られるような仕事に就くための資格取得費用の一部(原則60%)を支援してもらえます。

対象者(利用条件):20歳未満の子どもを扶養しているひとり親家庭の親で、所得水準が低い人。

お金支援掲示板(個人間融資)

お金支援掲示板とは、ネット上でお金を貸してくれる人を募って融資を受ける仕組みのことをいいます。いわゆるインターネット掲示板を使うことで、不特定多数の人から融資を募ります。

過去には『パトロンブラザーズ』や『金くれ』などの専門サイトがあり、話題になりました。

ただし、この方法はこのページで紹介しているもののなかで、一番リスクが大きいということは理解しておきましょう。現在でもお金が振り込まれたという体験談はあるものの、犯罪や詐欺などの被害に巻き込まれる可能性もゼロではありません。利用するときは完全自己責任になります。

対象者(利用条件):特になし。

フードバンク

フードバンクとは、品質などには何も問題がないにも関わらず、流通の段階で何らかの欠陥が生じ、商品化できなくなったものを生活困窮者に分け与える団体をいいます。

これはお金を支援してもらえる制度ではありませんが、日本各地に団体があるため、食べていくこと自体が厳しいという家庭の場合には利用を考えてみるといいでしょう。

対象者(利用条件):母子家庭や父子家庭、生活困窮者など。(団体によって条件はさまざま)